まんが 「Mountain」

デザインが決まらないのは登りたい山が違うからである。この場合の特徴は、時間がかかる、間接的な意思決定の方法を導入しようとする、その方法を選択する際にも決まらない。デザインの山問題。

荒野。テントの下で相談する3人の人々。地図を見て話し合っている。
A「東の道へ行こう」
B「いや西の道がいい」
そこへぺがニコニコして「間をとって南の道にしよう。ナイスアイデア。」と言う。
そのアイデアを聞いて引いてしまった2人はなんとも言えない顔をしてしばし沈黙。
A「決めるための指標を決めよう」
B「指標はこれにしよう」
A「いやこれにしよう」そこにぺが「ちょいと」と言う。「指標でどこ行くの?」
沈黙するAとB。A「あ、わかったぞ。登りたい山が違うんだ。いいと思う山がそれぞれで」
そこへ誰かが「ただいま〜!」と帰ってきた。
別のチームの3人だ。「疲れたけど、楽しかった〜」
A「もう行ってきたのか?」
B「西の山だよな?」
ぺ「南の山でしょ?」
別チームはそれぞれ思い思いに休んでいる。
ハンモックの1人が「え?天気が良かったから、行きたい人で海行ってきたよ」と言った。