関係性のパターン:ストア – ライブラリ パターン

アイデアとしては在庫管理の一種ですが、主にユーザーが入手可能なものと入手したものの2つにフォーカスされている点が特徴です。曲や映像作品、本、そのほかあらゆるものが対象となりうる構造です。(ストアと称していますが、並ぶものが必ずしも商品である必要もありません。)

ソフトウェア上のデジタル商品の場合、ユーザーから見たストアとライブラリの違いは、購入によって得られる権限(閲覧、視聴、使用、編集など)の有無以外にはない、と捉えることもできます。

その場合はユーザーから見たストアとライブラリは統合されます。商品オブジェクトを分類するプロパティを設け、未購入か購入済みかを区別する構造になります。

プレゼンテーションでは商品オブジェクトのコレクションに未購入商品と購入済み商品を混在させることも可能です。また、必要に応じて分類をキーにフィルタリングできるように作ることもできます。

一方、物理的な商品を扱う場合は、ストアとライブラリは分離されます。ストアにはカタログとしての入手可能な商品が1つ存在し、ライブラリには入手した商品が存在するといった構造になります。複数回購入した場合はライブラリに複数の購入した商品が存在することもあります。

またどちらの場合でも、過去に入手可能であった廃盤商品の位置付けについて考える必要があります。

購入可能な商品と購入済みの商品が混在する統合型、それぞれをストアとライブラリにまとめる分離型
The Art of User-Interface Design